三つの好きなもの

19日の午後に元横綱の「大鵬」が病気のため72歳で他界したニュースを聞いて私は驚いた。
大鵬は大相撲で幕内最高優勝を32回記録した大横綱でその時に同時に横綱に昇進した「柏戸」とともに「柏鵬時代が到来した。
その時代の流行語(その頃はユーキャンという企業が存在しなかったため流行語大賞は無かった)」に子供の好きなものから「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉が生まれた。
現代ではこの「巨人・大鵬・卵焼き」は私はどうであろうかと思った。
まずは巨人である。プロ野球ではその当時はV9時代があったが現代では地元密着型の球団が存在し、各都市に球団がありみんながその球団を応援するようになった。
また、プロ野球日本代表(サムライジャパン)というチームが誕生したことから私はサムライジャパンを応援するようになり、どのチームの選手や監督も好きになり、今までよりプロ野球を見たり聞いたりするようになった。もう「巨人」だけの時代では無くなってきている。(私はそこのオーナーが大嫌いであるが…。)
次に「大鵬」であるが昔の大相撲の力士は日本人がほとんどであったが現代はモンゴルを中心としたユーラシア大陸の出身の力士が増えている。最近ではブラジル出身の幕内力士がいるのには驚いた。
それによって「外国人横綱」が誕生しており、大相撲は国技より「無国籍の国技」となってしまった。
現在の横綱は「白鵬」と「日馬富士」(はるまふじ・元々のしこ名は安馬)の二人のモンゴル出身力士が務めており、また度重なる不祥事等で相撲人気が下落気味(19日は満員御礼で札止めとなったが)である。
どの力士を見ても外国人力士が多いので日本人横綱がいないのが原因だろう。
最後は「卵焼き」である。昔は卵焼きをどのような味付け(砂糖か塩)にするかやお弁当のおかずとして人気があったが現代では子供の好きなものランキングで「焼き肉」等の肉料理が増えている傾向である。
卵焼きの人気はどうであるのか疑問である。
これらの三つの好きなものが時代の変遷より大きく変わってしまった。
大鵬のご冥福を心からお祈りいたします。