体罰

最近、「体罰」のニュースが多くなっている。
大阪府桜ノ宮高校の学生が体罰を苦に自殺したことを発端に色々な学校に飛び火し、挙句の果てには日本女子柔道の監督が体罰をしていたことが発覚し、責任をとって辞任する事態まで発生している。
3日のBS日テレの「NNN日テレニュース24」で2日に大阪府の教職員等に対し、元読売巨人軍ピッツバーグパイレーツで活躍した桑田真澄氏が体罰についての講演を行ったと報じていた。
桑田氏はこの体罰事件直後からインタビューを受け「体罰を行うと相手が萎縮したり、その先生からトラウマになる」等とコメントしている。
確かに指導者が生徒や選手等に指導するのは難しい。しかし、体罰はあってはならないものである。
私が中学生の時、体育の先生から蹴られたことがある。私は特に何もしていないのだが色々と説教を浴びせられ、挙句の果てに蹴られる始末となり、この一件からその先生を無視するようになってさすがに卒業式後にその先生を殴ってやろうと思ったが馬鹿らしいのでやめた経緯がある。
本当に体罰は人生を変えてしまう程、恐ろしいものである。私の場合は気にしなければいいレベルであったが、自殺してしまっては元も子もない。
今は時代が変わった。指導者が生徒や選手等に暴行したら被害届を出されたら一発でアウトとなったが、まだこのような体罰があるとは…。私は情けなく思った。
指導者も時代に合わせた指導が求められている。「よい指導者になるためにはどうしたらいいのだろう?」と頭の片隅に入れて欲しいものだ。まあ、教え子に手を出す元オリンピックのメダリストのようにはなって欲しくないものだ。