既定路線

15日のニュースで大阪府の小学5年生の男子生徒が通学している小学校の統廃合をめぐって「小さな生命(いのち)と引き換えに学校の統廃合をしないでください」と遺書めいたメモを残してJR片町線野崎駅で快速列車にはねられ、死亡する痛ましい事故が起こってしまった。
そのメモのコピーを男子生徒の両親が届けに行ったが統廃合は予定通り行うと大阪府教育委員会がコメントしている。
昔からあったものはいつかは崩壊することはどんな世界でも起こりうることである。
弟がプロ野球の「北海道日本ハムファイターズ」(フランチャイズが東京にあった頃から)のファンであるが2011年のシーズン限りで「梨田昌考」の後任に、野球評論家の「栗山英樹」が監督に就任した時に弟が「これは既定路線だから仕方がない」と言っていたのを覚えている。
私は「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)を長年応援し続けているが結成してからもう今年で16年、こんなに人数がいればメンバーの入れ替わりが多いが特に好きなメンバーが卒業した時、私は
「次からどのメンバーを応援しようかな?」
と既定路線であることを知りながら現在でもハロプロを応援し続けている。
今回の自殺は周囲に多大な影響を与えてしまった。男子生徒の母親は「学校の統廃合はこれは府(大阪)で決まったことだから変えることは出来ない」と男子生徒に話しており既定路線だと知っていたのだが自殺した男子生徒にどんな思い出があるのか聞いてみたいところだ。
でも変えられるのならという気持ちは私は高くその男子生徒に買ってやりたいのだが自らの生命を断ってまで統廃合を阻止するのは考えものである。もう少し男子生徒の周囲で打開策が考えられなかったのが私はとても残念でならない。
亡くなられた男子生徒のご冥福を心からお祈り致します。