後楽園球場解体開始

本日、25年前の11月9日に「後楽園球場」

が解体開始した日である。
後楽園球場は野球場だけではなく、ボリショイサーカスなどのイベント会場としての顔もあった。
後楽園球場で印象に残っていることが5つある。
1つ目は忘れてはならない1959年6月25日にプロ野球の巨人阪神戦がプロ野球初の天覧試合が開催された。試合は4対4の接戦となり9回裏に巨人の長嶋茂雄選手が阪神の2番手村山実投手からカウント2ボール2ストライクからの5球目をレフトスタンドへサヨナラホームランを放った。この日の長嶋茂雄は2ホームラン、王貞治選手のホームランなどが飛び出し伝統の一戦にふさわしい試合だった。
2つ目は日テレの「アメリカ横断ウルトラクイズ」

の予選会場で1977年から使われたことである。ちなみに記念すべき第1回大会の予選第1問の答えは「×」で当時、日テレのアナウンサーだった福留功男が「答えはペケ」と言っていたのが印象に残っている。
3つ目はアイドルグループの「キャンディーズ」

の解散コンサートの会場で使われた。「春一番」や「年下の男の子」などのヒット曲を連発したが突然の解散により1978年4月4日、55000人の観衆を集めた。
4つ目はテレ朝で1982年2月から翌年1月に放送されていた特撮シリーズ「大戦隊ゴーグルファイブ」

の戦艦であるゴーグルシーザーの格納庫が後楽園球場の真下にあった。もちろん、フィクションの話であるがゴーグルシーザーがプロ野球の試合中に何本かの脚が球場全体を持ち上げ、その下からゴーグルシーザーが出動するシーンは圧巻だった。
5つ目は極めつけである「お帰りは地下鉄で」

（写真は営団500形）
のネオンサインだろう。当時の後楽園球場へのアクセスには国鉄（現在のJR東日本）中央緩行線と都営地下鉄三田線の水道橋駅と帝都高速度交通営団（現在の東京地下鉄）丸ノ内線の後楽園駅がしのぎを削っていた。そこで帝都高速度交通営団（当時の営団地下鉄）は野球の試合やイベント終了後の集客目的でネオンサインを作成、赤いSマークが燦々と輝いていた。（ネオンサインの画像がなくてすいませんれす…。）
後楽園球場は現在は影も形もないが2008年にキャンディーズ解散30周年記念のフィルムコンサートを近所である後楽園ホールで開催された。
後楽園球場、なんだか懐かしいのれす♪