あれから3年。国鉄、最初で最後の…。

本日は3年前の2009年12月5日にJR東日本の「207系900番台

がさよなら運転、引退した日なのれす♪
207系900番台は1986年12月29日にデビュー、車体は山手線等で当時活躍していた205系をベースにステンレスの車体に常磐線快速に使われているエメラルドグリーンの帯を一本巻き、前面部を黒で塗装、貫通扉がついたデザインであった。
GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御装置(可変電圧可変周波数制御装置)を採用した国鉄の通勤型電車である。
翌年4月1日に国鉄分割民営化によりJR東日本の車両となり、国鉄最初で最後のVVVFインバータ制御装置を採用した車両となった。
省エネ電車と呼ばれた201系よりさらに省エネを図っている。すでにチョッパ制御装置を採用している「203系」

と性能を比較するため207系900番台常磐緩行線取手駅綾瀬駅間と帝都高速度交通営団(現在の東京地下鉄)千代田線の綾瀬駅代々木上原駅間に投入された。
その結果、207系900番台は203系より省エネ率は高かった。
ところが207系900番台は203系より高コストであることが災いした。205系(6M4T)10両編成の同コストで製造となるとMT比を4M6Tとしなければならず、まだ技術が進歩していなかったため、207系900番台は量産には至らなかった。そのため一編成10両編成しか製造されなかった。
性能試験を終了した207系900番台は203系と共通運用となった。
技術が進歩したことにより、1999年から「209系1000番台

がデビューした。
安泰だった207系900番台であったが2009年9月9日に「E233系2000番台

がデビュー、この新型車両の置き換えにより207系900番台が2009年末での引退が決定した。
2009年12月5日に207系900番台のさよなら運転と撮影会が行われた。
207系900番台に関しては私は昔から撮影したり、通勤やプライベートでも乗車していたのとちょうど仕事だったため参加を見送った。
松戸地区のびゅうプラザで事前申し込み制でさよなら運転は松戸駅取手駅松戸駅松戸車両センターというルートでその後に撮影会という流れであったがまた心ない鉄道ファンが線路内立ち入りをして列車を止めてしまったというニュースを聞いた。この一件で松戸地区でのさよなら運転は消滅してしまい、203系のさよなら運転もパーになってしまった。
こんな奴は鉄道ファンの資格はないれす!