あれから10年…。

今から10年前の「2003・6・18」に「日本国有鉄道」(国鉄)初のアルミ車である「301系

三鷹駅にて筆者が撮影)
が営業運転が終了した日であるので本日は301系について語るのれす♪
301系は1966年に「帝都高速度交通営団」(営団地下鉄・今の東京地下鉄)の「東西線」への乗り入れ車両として登場、1966、1969年に7両編成8本の56両が増備された。
国鉄初のアルミ車体、地下鉄乗り入れ車両として当時の国鉄としてはかなりグレードの高い車両となっている。
登場当初はアルミ地がむき出しの銀色の車体に「中央・総武緩行線」のラインカラーである黄色い帯を巻き、前面に帯が巻かれていないスタイルで地下鉄乗り入れ車両のシンボルであったが線路を保守する職員さん達から「301系の視認性が悪い」ということから後に登場した「103系1200番台」に合わせて前面に黄色い帯を巻き、車体全体にグレーの塗装が施され(側面の帯はそのまま)アルミ地の車体の面影が無くなってしまった。
ところが1989年に中央・総武緩行線に「205系」が導入されたため、中央・総武緩行線地下鉄東西線と勘違いして誤乗するお客様が増えたことからまた、営団地下鉄から冷房化の要望があったため、塗装が黄色い帯から東西線のラインカラーである青色の帯に改められ、屋根上に冷房装置がつけられた。
また、東西線の10両化に伴い編制換えが実施され、10両固定編成と5+5の10両編成と103系1200番台と併結する5両編成もあってバラエティに富んだ編成となった。
しかし、製造から40年弱となった301系は後継の「E231系800番台」に順次置き換えられてついに2003年6月18日に301系の38年の営業運転にピリオドを打った。
その後、「青梅線」の「拝島駅」近くに留置されていたが同年8月に301系の「さよなら運転」が「三鷹駅」→「高尾駅」で運転され、運転終了後に同駅の留置線で撮影会が行われた。
301系の人気は非常に高く、限定発売された「オレンジカード」のセットが前の列でオレンジカードを買い占め「ネットオークション」で定価以上で落札される事件があってこれを重く見た「JR東日本」は急きょさよなら301系オレンジカードを発売した経緯があったという。
ネットオークションでのトラブル(買占め)はこの頃からあったという。(俗にいう転売屋)
転売目的の買占めは絶対にダメれす!